日本のピラティス利用者データから見る|年代・性別・目的の最新傾向まとめ

近年、女性の間でますます注目を集めているピラティス。
姿勢を整えながら体の内側(インナーマッスル)を鍛えることができ、美容・健康の両面から高い支持を得ています。
では、実際にピラティスを利用しているのはどのような人たちなのでしょうか?
最新の国内データをもとに、年代・性別・目的などを詳しく見ていきます。

ピラティス利用者の男女比

全国的に見ると、ピラティス利用者の約7割が女性です。
特に都市部では男女比「女性70〜75%:男性25〜30%」程度ですが、地方の小規模スタジオでは 「女性95%」 というケースも珍しくありません。
女性が多い理由として、「姿勢改善」「ダイエット」「ボディラインの引き締め」など、美容・健康を目的とする層に人気が高いことが挙げられます。

分類女性男性
全国平均(ヨガ・ピラティス全体)約70%約30%
マシンピラティス利用者約75%約25%
地方小規模スタジオ約95%約5%

引用元:株式会社New Apparel Group「ピラティス・ヨガ利用実態調査」(2023年)ほか

年齢層

ピラティスは、もともとリハビリを目的に生まれたエクササイズ。
そのため、若年層からシニアまで幅広い年齢層に支持されています。
特に 30代女性 の受講率が最も高く、仕事や子育ての忙しさの中で「自分の体を整える時間」として選ばれる傾向にあります。

年齢層別割合

出典:各ピラティススタジオ会員構成・New Apparel Group調査データより集計

このように、幅広い世代が通いやすい点もピラティスの魅力。
「柔軟性に自信がない」「運動が苦手」という方でも無理なく始められることが支持の理由です。

ピラティスを始める目的

株式会社New Apparel Groupによる、女性1,007名を対象とした調査によると、
ピラティスを始めた理由の上位3つは次の通りです。

順位目的割合
1位姿勢改善51.4%
2位ダイエット50.4%
3位運動不足解消47.9%
姿勢改善   ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 51.4%
ダイエット  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 50.4%
運動不足解消 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 47.9%

特に「姿勢改善」を挙げる女性が半数を超えており、見た目だけでなく、
肩こり・腰痛・疲れにくさ といった日常生活の質を高めたいという健康志向が高まっていることがわかります。

ピラティスが女性に選ばれる理由

女性の体は、ライフステージによって変化しやすく、ホルモンバランスや姿勢の乱れが起こりやすい傾向があります。
ピラティスはその変化を穏やかに整え、内側から美しく強い体をつくる運動法です。

  • 体幹を安定させることで姿勢が整う
  • 血流や代謝が上がり、冷え・むくみ対策にも効果的
  • しなやかな筋肉がつき、太りにくい体質に導く

地方スタジオでは、子育て世代や50代以降の女性も多く、
「無理せず長く続けられる」点が特に評価されています。

まとめ

日本のピラティス利用者は、以下のような傾向にあります。

項目傾向
性別比女性約70〜75%(地方では95%の場合も)
年齢層20〜60代まで幅広く、30代が最も多い
主な目的姿勢改善・ダイエット・運動不足解消

ピラティスは、単なる「運動」ではなく、
自分の体を理解し、長く健康で美しくいるための“習慣”として多くの女性に選ばれています。

参考文献・引用元

  • 株式会社New Apparel Group「ピラティス・ヨガ利用実態調査(2023)」
  • 全国主要ピラティススタジオ会員データ(2022〜2024年集計)
  • ピラティスインストラクター監修インタビュー(編集部調べ)

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