ピラティスのレッスン中、「なんだか眠くなってしまう」という声を聞くことがあります。集中しているはずなのに、気づいたらまぶたが重くなってくる。実は多くの女性に共通する反応です。
今回はその理由と、眠くなる状態が教えてくれる“からだからのサイン”をわかりやすく解説します。
眠くなる主な理由3つ
| 理由 | 解説 | 対策 |
|---|---|---|
| ① 副交感神経が優位になる | 自律神経のうち“副交感神経”が優位になり、心拍数や血圧が下がり、眠気を感じることがあります。 | 眠気は自然な反応。無理に覚醒させず、呼吸に意識を戻すことがおすすめ。 |
| ② 酸素の循環が変わる | 酸素が全身に行き渡り、リラックスホルモンが分泌されるため、心地よい眠気が生じやすい。 | 姿勢を整えたまま呼吸を深めると、体が自然に覚醒していきます。 |
| ③ 睡眠不足・疲労の影響 | 静かな環境と柔らかな照明のもとで副交感神経が一気に優位になり、“休息モード”に切り替わってしまいます。 | レッスン前夜はしっかり睡眠をとり、空腹や満腹を避けると集中しやすいです。 |

「眠くなる=悪いこと」ではありません
眠気は、からだと心が“安心”を感じたサインでもあります。ピラティスの原理のひとつである「コントロール(Control)」は、筋肉を力で支配することではなく、呼吸と意識で全身をコントロールするという意味。
そのためレッスン中に副交感神経が働くと、自然と眠くなることもあります。
「寝落ちしそうなくらいリラックスできた」
— スタジオ会員様の声より —
ピラティスは単なる筋トレではなく、“心身の再起動”のような役割も果たしているのです。
眠気を防ぐための工夫
| 状況 | おすすめの工夫 |
|---|---|
| レッスン前にだるい | 水分をとり、体温を上げるウォームアップを行う |
| 姿勢が安定しない | 骨盤の位置を意識して坐骨で支えるようにする |
| 呼吸が浅くなる | 吸うときに肋骨を横に広げる意識を持つ |
| 集中が途切れる | インストラクターの声かけを自分の体の感覚に結びつける |
少し意識を戻すだけで、体の内側が再び活性化していくのを感じられます。
「眠気」を味方に
尾道という海と坂のまちの静けさは、ピラティスにとって理想的な環境です。スタジオの中では深く呼吸を整え、外では潮風や自然の音を感じる。そんな時間の積み重ねが、心身のバランスを整えてくれます。
その時間を「無駄」と感じずに、「整える時間」として大切にしてみてください。

まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ピラティス中の眠気は自然な反応 | 副交感神経が優位になることで起こるリラックス反応 |
| 呼吸と姿勢を意識することで集中力が戻る | 呼吸を深め、骨盤を安定させることがポイント |
| 尾道の穏やかな環境が相乗効果を生む | リラックスと集中の両立がしやすい |
「眠くなった=気持ちよく整っている」のサインです。眠気を悪いこと捉えずに、今の自分の状態を知るチャンスに。体も心も“静かな変化”を楽しんでいきましょう。

身体が変われば、人生が変わる。
姿勢の歪みや身体の不調を根本から改善し、自信に満ちた毎日へ。ピラティスを通じて、健康的で美しい自分を手に入れませんか?
