本記事は、メニエール病の会員様が入会されたことをきっかけに、注意点を明確にするため作成したものです。症状に不安や痛みがある場合は、専門の医療機関にご相談ください。
ピラティスは、体のバランスや呼吸を整えるのに役立つ一方で、頭の位置を大きく変える動作や急な体勢の切り替えは、メニエール病の症状を悪化させる可能性もあります。
本記事では、メニエール病の方がご自身の体調と向き合いながら、安全かつ効果的に運動を続けるためのポイントを解説します。
尾道でピラティススタジオをお探しの方、そして運動を通してより快適な生活を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

メニエール病とは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原因 | 内耳(リンパ液)の圧力変化・循環障害による平衡感覚の乱れ |
| 主な症状 | めまい、耳鳴り、難聴、耳閉感、吐き気など |
| 発作の特徴 | 数十分〜数時間続く回転性のめまい。発作後は強い倦怠感を伴うことも。 |
| 注意すべきこと | 睡眠不足・ストレス・過労・塩分過多が悪化要因となることが多い。 |
ピラティスがもたらすメリット
ピラティスは単なる筋トレではなく、姿勢・呼吸の安定を目的としたメソッドです。
メニエール病の方にも、正しい方法で行えば以下のような効果が期待できます。
| 目的 | 効果の内容 |
|---|---|
| 呼吸の安定 | 深い胸式呼吸により自律神経が整い、ストレスや不安を軽減 |
| 姿勢の改善 | 頭部の位置を整え、首や肩の緊張をやわらげる |
| 血流促進 | 全身の循環を促し、内耳への血流もサポート |
| リラクゼーション | ゆったりした動きと集中により、めまいへの不安を和らげる |
メニエール病の方がピラティスを行うときの注意点

推奨事項
- 強度を調整する
- 動きをゆっくりと行う
- 深い呼吸に集中する
- 視線を一点に固定する
- こまめに水分補給
避けるべきこと
- 頭を大きく動かす動作
- 急な体勢の切り替え
- 視線を大きく動かす
- 目線の高いエクササイズ
- 無理に続ける
尾道でもできる!安全なピラティスの始め方
尾道のように自然と海風を感じられる環境では、「ゆったりとした呼吸で心を落ち着かせるピラティス」が特におすすめです。
ステップ1:呼吸から始める
- 仰向けがつらい日は椅子に座って胸式呼吸
- 肩を動かさず、肋骨の横に空気を送るように意識
ステップ2:安定した姿勢で行うエクササイズ例
| エクササイズ名 | 方法 | 効果 |
|---|---|---|
| シーテッド・スパインツイスト | 椅子に座り背骨を軸にゆっくりひねる | 背骨・胸郭の動きを整える |
| ペルビックティルト(座位) | 骨盤を前後に小さく動かす | 腰部の血流促進、骨盤の安定 |
頭を動かさず、軸を感じることが大切。
頭部を急に回旋・屈曲させる動きは避けましょう。
参考
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「メニエール病」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-006.html - Pilates Method Alliance (PMA): “Movement for Vestibular Disorders” (2021)
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ピラティスの利点 | 自律神経を整え、ストレスを軽減する |
| 注意点 | 頭の位置変化・疲労・脱水を避ける |
| おすすめの始め方 | 座位・呼吸中心のエクササイズから |
| 継続のコツ | 体調を観察し、良い日を選んで行う |
尾道で安心してピラティスを始めたい方へ
メニエール病の方でも、正しい知識と配慮があればピラティスは安全に楽しめます。
一人ひとりの体調に合わせたプログラムで、理想の身体を目指していきましょう。

身体が変われば、人生が変わる。
姿勢の歪みや身体の不調を根本から改善し、自信に満ちた毎日へ。ピラティスを通じて、健康的で美しい自分を手に入れませんか?